香川県立武道館 - ARCHI'RECORDS(アーキレコーズ)- 建築紹介・建築探訪録        

香川県立武道館

           
0132:香川県立武道館 メイン

0132 - 香川県立武道館
竣工:1961年
設計:香川県営繕課
住所:香川県高松市福岡町1-5-5

皆様どうも. 高松のモダニズム公共建築シリーズ第2弾となる今回は、県立の武道場である香川県立武道館をご紹介します. 竣工は「香川県庁舎」の3年後となる1961年で、当時の香川県営繕課が設計を手掛けました.

多くの建築サイトでは「瀬戸内海歴史民俗資料館」を手掛けた山本忠司氏が名前に上がるのですが、どうやら同じ課に所属していた営繕課メンバーが中心だったようです. 丹下氏でも山本氏でもない営繕課独自のモダニズム建築の魅力を追っていきます.
0132:香川県立武道館 交差点向かい側からの眺め

0132:香川県立武道館 東側外観

0132:香川県立武道館 正面入口付近

0132:香川県立武道館 南側の外観

武道館は高松港沿岸を東西に走る『瀬戸大橋通り』の交差点の南西角(写真1枚目)に建っています. 武道館のすぐ隣には高松競輪場、東側に接道する道路を南へ進めば「香川県立体育館」がすぐに見えてくるため、この地域一帯には県のスポーツ施設が集中しているようです.

写真2枚目からは、玄関のある東側からの外観写真です. 武道館の目印となる大屋根は、方形屋根の四辺を切妻にするという特殊なもの. 切妻頂上の屋根飾り(写真2枚目中央上部分)は一見シンプルながら、屋根の傾斜が中央に絞れていくシャープな印象を与えています. 打放しで仕上げられた外観も迫力感に満ちたデザインで、さずがあの県庁舎を建てた香川県だな〜と驚きを隠せませんでした.
0132:香川県立武道館 北側外観①

0132:香川県立武道館 出隅のデザイン

0132:香川県立武道館 北側外観②

0132:香川県立武道館 西側にある弓道場①

0132:香川県立武道館 西側にある弓道場②

ぐるっとまわってこちらは北側の外観写真. 出隅(コーナー)の部分(写真2枚目)をみると、木造建築の『合わせ梁』の意匠が設えられていることから、当時の営繕課がいかに丹下氏の作風に影響されていたかがわかります. 南北の外観中央には、この打放しの外壁からは明らかに浮いている丸窓のついた石張りの出っ張り(写真3枚目)も興味深いデザイン. 後から調べてみると、この部分は2階の武道場へ上がるための階段スペースになっているようです.

武道館の西側には弓道場(写真4・5枚目)も整備されており、木の建具の雰囲気もあって非常に気持ちのよい感じがします. しかしすぐ隣に競輪場のトラックが走るため、レース日と被ると煩くて集中できなさそうだと感じたりも. 内観も見たかったのですが、当日は団体の貸切が入っていたため見学は断念. 武道場は大梁の大胆な空間ということですが、こちらは後日の訪問までお預けとなります. 香川県の営繕建築、体育館のついでにでもご訪問してみてはいかがでしょうか. ではでは今回はここまで〜


◆ この記事に関連する建築マップ
瀬戸内建築マップ - 岡山・香川の瀬戸内海を中心とした建築マップ


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