JR旭川駅舎 - ARCHI'RECORDS(アーキレコーズ)- 建築紹介・建築探訪録        

JR旭川駅舎

           
0002:旭川駅 メイン

0002 - JR北海道 旭川駅舎
竣工:2011年(全面開業年)
設計:内藤廣
住所:北海道旭川市宮下通8-4153-1

お次は一気に飛んで北海道から、道北の中心旭川市を代表するJR旭川駅舎をご紹介します. 西に行けば札幌、北は稚内、東ば知床・網走と、北海道の主要都市を結ぶターミナルとなるこの駅舎(4代目)を設計したのは東京大学名誉教授の内藤廣(ないとう ひろし)氏です. 「海の博物館」や「牧野富太郎記念館」、「安曇野ちひろ美術館」など木材をメインとしたダイナミックな空間を産み出す、個人的に大好きな建築家です.

私がこの駅を訪れたのは旭川駅が全面開業する2ヶ月前、旭川にサークル旅行で訪れた時にこっそりホテルから抜け出して22時ぐらいに訪問しました. まだ北側の出入口が未完成で封鎖状態だった時期ですが、駅舎デザインや構造デザインの奥深さに感動した印象深い建築でもあります.
0002:旭川駅 構内

写真は駅の地上階の様子です. 北海道産のタモ材がふんだんに使われ、木の香りが充満していたのを覚えています. とにかく至る所に木材が使われていて、RCの高架駅舎しか見てこなかった自分としては、頭にガツンとくる程の衝撃的な体験でした. 写真からもわかるように改札エリアの外縁部は2層吹抜けの構造となっており、非常に広々とした空間が広がっていました.

また『旭川に名前を刻むプロジェクト』で集められた10,000人の名前が刻まれたタモ材が並ぶエリアは圧巻です. そういえば特急に乗って5駅目の「岩見沢駅複合駅舎(設計:西村浩)」も駅のレンガを使用して同じような試みを行っていました. そちらはまだ行けてないので是非見てみたいですね.
0002:旭川駅 ホーム屋根を支える四叉柱

そしてもう一つこの駅舎の特徴をあげるならば、やはりこの四叉柱(よんさちゅう)でしょう. 木の町旭川ということで『幹から枝の伸びる木』というイメージのあるこのユニット柱は、全長180m、幅60mの超巨大な大屋根を20基の四叉柱ユニットで支えています. 構造がよく解らなくても、単なる柱でない構造ユニットがホーム全体にずらっと並ぶ光景というのは非常にワクワクするものです.

ちなみに構造設計を担当したのは2015年の日本建築学会大賞を受賞された構造家 川口衞(かわぐち まもる)氏. 彼ら2人は当駅とは別に「JR日向市駅舎」と「JR高知駅舎」というこれまた面白い構造をもつ駅舎を設計しています. しかし宮崎と高知か…遠いな〜でも見たい!というわけで今回はここまで〜

2015.12.29 修正

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