建築紹介 - 奈良県 - ARCHI'RECORDS(アーキレコーズ)- 建築紹介・建築探訪録        

奈良県文化会館

           
0111:奈良県文化会館 メイン

0111 - 奈良県文化会館
竣工:1968年
設計:片山光生+日建設計
住所:奈良県奈良市登大路町6-2

皆様どうも. 2016年6月上半期の奈良建築シリーズ. その3件目の紹介となる今回は、奈良公園エリアに建つ文化ホール 奈良県文化会館をご紹介していきます. 前回ご紹介した「奈良県庁舎」を手掛けた建築家 片山光生氏が、県庁の竣工から3年後に完成させたこちらの文化ホールの魅力を探ってきました.

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奈良県庁舎

           
0110:奈良県庁舎 メイン

0110 - 奈良県庁舎
竣工:1965年
設計:片山光生
住所:奈良県奈良市登大路町30
賞歴:1966年BCS賞

皆様どうも. 今回も引き続き奈良県中心市街地の建築スポットをご紹介. シリーズ2件目となる今回は奈良県行政の中心となる庁舎建築 奈良県庁舎をご紹介していこうと思いますが、県に纏わる話ということで奈良県の近世の歴史について少しだけ豆知識を.

今でこそ47都道府県のひとつである奈良県ですが、明治時代の一時期に限り大阪の堺を中央とする行政域『堺県』に奈良県が丸ごと編入された時期がありました. しかしながら奈良から中央の堺へ向かう場合、当時トンネルもない生駒山脈を山越えする必要があるため、当時の奈良県民としては非常に不便なもの. 結果として編入からわずか11年後に奈良県が再設置されました. なので再編後の奈良県は、近畿2府4県の中では最も新しい県となります.

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奈良市総合観光案内所(旧JR奈良駅舎)

           
0109:奈良市総合観光案内所 メイン

0109 - 奈良市総合観光案内所(旧JR奈良駅舎)
竣工:1909年
設計:柴田四郎+増田誠一
住所:奈良県奈良市三条本町1082

皆様どうも. 気がつけば月の暦も6月と、2016年も折り返しに差し掛かろうとしています. 梅雨のシーズンでもある時期ですが、暑さやジメジメに滅入らないように生活環境は整えたいところです. さて今回からの6月上半期は、奈良市内の建築スポットに焦点をあててご紹介. 古都奈良に建つレトロ建物から現代のミュージアムまで、鹿や大仏だけじゃない奈良建築の魅力を語ります. 一発目の今回は奈良市総合観光案内所(旧JR奈良駅舎)のご紹介です .

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奈良市写真美術館

           
0012:奈良市写真美術館 メイン

0012 - 入江泰吉記念 奈良市写真美術館
竣工:1991年
設計:黒川紀章
住所:奈良県奈良市高畑町600-1
賞歴:1992年日本芸術院賞
   1993年BCS賞

今回は平城遷都1300年からあっという間に5年が経過した奈良県から奈良市写真美術館の紹介です. この美術館は奈良大和路の風景や文化財を撮り続けた写真家 入江泰吉の作品を保存・研究することを目的として建てられました. 場所は奈良公園の南にある新薬師寺の西隣に立地しています. 学校や住宅街のある閑散とした町並みの中に、本瓦葺きの巨大な大屋根を携えたシルバートーンの本館が見えてきます.

設計したのは建築家 黒川紀章氏. 以前に晩年作である「国立新美術館」を紹介しましたが、それよりも16年前の作品です. 同時期に「きびプラザ [1992年]」や「和歌山県立近代美術館・博物館[1994年]」を手掛けていますが、初期の「寒河江市庁舎」が1967年なのを考えると、この作品も大分後の作品になります. 佇まいを見る限りではモダニズムというより、奈良という和の町並みを意識した形態に見えます. 恐らく隣にある新薬師寺に対する景観配慮でしょう. ちなみに黒川氏は、この美術館で日本芸術院賞を受賞しています.

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プロフィール

的野 峻一(MATŌ)

Author:的野 峻一(MATŌ)
『ARCHI'RECORDS(アーキレコーズ)』は関西の建築好きが日本全国にある建築スポットを実際に探訪し、感想を交えながら紹介しています. 詳しい活動内容はエントランスページよりご確認ください.

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【2023.1.22】 「鉄道でまわる 都道府県別建築スポットマップ」の「21.山梨県【中部】」を公開しました.

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活動実績(写真提供・寄稿等)

◆『近代建築2017年5月号』にて写真提供をさせていただきました. 『近代建築』バックナンバー

◆『トラベル.jp たびねす(現:トラベルjp 旅行ガイド)』のライターとして、以下の建築スポットガイド記事を寄稿しました.【2016〜2018年在籍】

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