2016年01月 - ARCHI'RECORDS(アーキレコーズ)- 建築紹介・建築探訪録        

南海電鉄 浜寺公園駅舎

           
0052:南海 浜寺公園駅舎 メイン

0052 - 南海電鉄 浜寺公園駅舎
竣工:1907年
設計:辰野金吾+片岡安
住所:大阪府堺市西区浜寺公園2-188
特記:2016年1月 営業終了

皆様どうも. 今回は大阪の堺市から、とあるレトロ建築のご紹介です. 実は本来ならば別の記事を書く予定でしたが、とあるニュースを見て急遽変更しました. それは、今月27日で南海電気鉄道(南海) 浜寺公園駅舎が通常業務を終了するというものでした.

浜寺公園駅舎といえば「JR東京駅舎」などでも紹介した建築家 辰野金吾氏の設計にして、現存で改札業務を行う日本最古の洋風駅舎として、関西では知名度の高い駅として親しまれてきました. 今回はそんな最後の日を迎えることとなった駅舎の勇姿を、レポートを交えながら紹介していこうと思います. それではどうぞ〜

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神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

           
0051:神奈川県立近代美術館鎌倉別館 メイン

0051 - 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
竣工:1984年
設計:大高正人
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
賞歴:1985年BCS賞

皆様どうも. 今回は前回に引き続いて神奈川県鎌倉市からのご紹介です. 神奈川県の近代美術館は前回の「鎌倉館」だけではなく他に2ヶ所あります. 一つは鎌倉市から更に南の葉山町にある「葉山館」、そしてもう一つは「鎌倉館」から北に400mほど歩いたところにある「鎌倉別館」です. といわけで、今回は鎌倉館の別館である神奈川県立近代美術館 鎌倉別館をご紹介していきます.

1951年から展示を行ってきた鎌倉館でしたが、時代とともに収蔵品の増加や常設展空間の確保から、スペースの拡充を迫られます. そこで、鎌倉館から北にあった県営の駐車場跡地に別館を新設する計画が持ち上がり、1984年に開館したのがこの別館です. ちなみにこちらは鎌倉館とは違い、2016年の1月では閉館しませんのでご安心ください. それではいってみましょう〜

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神奈川県立近代美術館 鎌倉館

           
0050:神奈川県立近代美術館鎌倉館 メイン

0050 - 神奈川県立近代美術館 鎌倉館
竣工:1951年(旧館) / 1966年(新館・別棟)
設計:坂倉準三
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53
選定:DOCOMOMOセレクション(20選:No.10)
特記:2016年1月 閉館

皆様どうも. 今回でこのブログ50事例目の建築紹介となります. 10月末から初めて3ヶ月と、途中更新が途絶える時期もありますが、なんとか続いています. そんな節目にご紹介する建築があるのは大仏でも有名な神奈川県鎌倉市、鶴岡八幡宮の敷地内にある神奈川県立近代美術館 鎌倉館です.

実は今回紹介するこの鎌倉館は今月で閉館します! 閉館しました.

しかし全部は取り壊さず、一部の建物を鶴岡八幡宮に譲渡・保存の方向で調整中のようです. 「鎌倉近美」「カマキン」として親しまれるこの美術館の勇姿を見るため、早朝から鎌倉へとすっ飛んでまいりました.

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木材会館

           
0049:木材会館 メイン

0049 - 木材会館
竣工:2009年
設計:日建設計+NSD
住所:東京都江東区新木場1-18-8
賞歴:2013年BCS賞
   2011年日本建築学会作品選奨
   2010年JIA日本建築協会賞(優秀建築賞)
   2010年AACA優秀賞

皆様どうも、今回も東京都からのご紹介です. 場所は山手線エリアから東にある新木場です. 『木場(きば)』という地名の通り、この地区一帯は貯木場として栄え、材木業や木材加工業を行う会社が現在でも多く残る地域です. そんな土地柄もあって、JR新木場駅からロータリーを挟んだ向かい側に、木材問屋の組合会館である木材会館が2010年に完成しました. それでは早速いってみましょう.

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NBF大崎ビル(旧ソニーシティ大崎)

           
0048:ソニーシティー大崎 メイン

0048 - NBF大崎ビル(旧ソニーシティ大崎)
竣工:2011年
設計:日建設計
住所:東京都品川区大崎2-10-1
賞歴:2014年日本建築学会賞
   2014年BCS賞

皆様どうも. 今回は久々に東京から、環境配慮に特化した次世代な建築をご紹介します. 場所はJR山手線の南端にある大崎駅. その駅のすぐ脇にある NBF大崎ビルが今回の主役です. 2012年まではソニーシティ大崎という名前で親しまれ、2014年には学会賞を受賞するほど高く評価されたオフィスビルです. オフィスビルと思って侮る事なかれ、この建築の面白さを確かめに、実際に行ってまいりました.

先程も述べたように、このビルは大手電機メーカー『ソニー』の開発拠点として2011年に建設されました. しかしテレビ事業を中心とした不振が続き、2013年には資産売却の対象として『日本ビルファンドマネジメント(NBF)』に売却され現在の名前となりました. しかしソニーは完全撤退したわけでなく、グループ企業がオフィスを賃借する形で入居しているため、今なおもソニーの重要拠点として引き続き利用されています.

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プロフィール

的野 峻一(MATŌ)

Author:的野 峻一(MATŌ)
『ARCHI'RECORDS(アーキレコーズ)』は関西の建築好きが日本全国にある建築スポットを実際に探訪し、感想を交えながら紹介しています. 詳しい活動内容はエントランスページよりご確認ください.

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【2023.1.22】 「鉄道でまわる 都道府県別建築スポットマップ」の「21.山梨県【中部】」を公開しました.

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◆『近代建築2017年5月号』にて写真提供をさせていただきました. 『近代建築』バックナンバー

◆『トラベル.jp たびねす(現:トラベルjp 旅行ガイド)』のライターとして、以下の建築スポットガイド記事を寄稿しました.【2016〜2018年在籍】

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