2016年02月 - ARCHI'RECORDS(アーキレコーズ)- 建築紹介・建築探訪録        

海の駅なおしま

           
0066:海の駅なおしま 新メイン

0066 - 海の駅なおしま
竣工:2006年
設計:SANAA
住所:香川県香川郡直島町2249-40

皆様どうも. 今回紹介する建築の舞台は瀬戸内芸術祭の実質的なメインアイランドであり、この瀬戸内海にアートブームを巻き起こした『アートの島』直島です.

讃岐藩へ流される際に一時四国の上陸を拒否された崇徳天皇が3年間を過ごし、島民の素朴さ素直さを称賛して『直島』と命名した等の言い伝えが残る直島は、近代では三菱鉱業による銅の精錬所で栄え、後年には通信教育でおなじみベネッセ(当時 福武書店)が直島一帯の土地をキャンプ場として運営し始めたのを皮切りに、「ベネッセハウス」を中心とするアート施設を続々と開館させ、アート型町おこしを牽引する島として注目されています.

フェリーで訪れる場合は高松港から50分、宇野港から20分で、宇野-直島便は一時間に一本が設定されており、瀬戸芸に参加する島の中では最もアクセスのしやすい島です. 今回はその直島の玄関口である宮浦港のフェリーターミナル 海の駅なおしまをご紹介していきます.

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豊島美術館

           
0065:豊島美術館 メイン

0065 - 豊島美術館
竣工:2010年
設計:西沢立衛
住所:香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607
賞歴:2013年BCS特別賞
   2012年日本建築学会賞
   2012年村野藤吾賞
   2011年JIA日本建築家協会賞(優秀建築賞)

皆様どうも. 2月も終わりに差し掛かりの頃、瀬戸内海の島々を巡る国際芸術祭『瀬戸内国際芸術祭2016』が開催1ヶ月をきったという情報を耳にしました. このイベントは香川県・岡山県の瀬戸内海に浮かぶ直島・豊島・犬島・小豆島など12の島々と2つの港を中心に世界各国のアーティストが展示する島内回遊型のアートイベントで、2010年からトリエンナーレ形式(3年に一度)で開催されています.

関西という瀬戸内海から近場ということに加えて、直島の安藤建築をはじめとする数々の建築家が手がけた施設が多いということから、私個人が最も楽しみとするアートイベントの一つです. 前回から引き続き訪問する人も、今回が初参加な人もいますが、島の歴史・風土などの観光情報の予習も含めて、3月上旬は瀬戸芸の島々の建築を紹介していきたいと思います. というわけでその一発目は豊島から 豊島美術館をお送りしていきます.

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倉敷国際ホテル

           
0064:倉敷国際ホテル メイン(外観全景)

0064 - 倉敷国際ホテル
竣工:1963年
設計:浦辺鎮太郎
住所:岡山県倉敷市中央1-1-4
選定:DOCOMOMOセレクション(2013追加:No.172)
賞歴:1964年日本建築学会賞

皆様どうも. 気がつけば2月も残すところあと数日、2016年の1/6があっという間に過ぎるということで時間の流れの速さをヒシヒシと感じる最近です. さてさて今回も引き続いて倉敷からのご紹介です. JR倉敷駅から美観地区へのメインストリートとなる『元町通(倉敷中央通)』の沿道に立地し、美観地区の西隣に隣接する観光ホテル 倉敷国際ホテルをご紹介していきます. 何気に当ブログ初のホテル建築ですね.

先に設計者を紹介しておきますと、手掛けたのは建築家 浦辺鎮太郎氏です. 「倉敷アイビースクエア」 「大原美術館分館」に引き続いて倉敷の浦辺建築3件目でございます. 時系列的には初期の作品(倉敷レイヨン時代最後の竣工作品)であり. 翌年には同氏初の建築学会賞を受賞し、浦辺氏の名が建築界に大きく広まる契機となった作品でもあります. では早速いっていましょ〜

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大原美術館

           
0063:大原美術館 メイン

0063 - 大原美術館
竣工:1930年(本館)/ 1961年(分館)
設計:薬師寺主計(本館)/ 浦辺鎮太郎(分館)
住所:岡山県倉敷市中央1-1-15
選定:DOCOMOMOセレクション(100選:No.66)

皆様どうも. 今回も引き続いて倉敷市内から、西洋建築&近代建築が楽しめる文化施設 大原美術館のご紹介です. 美術館の名称である『大原』は、ここ倉敷の大地主である『大原家』が設立したことが由来で、近年では美術館特集でも多々注目されるアートスポットとしても有名です.

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倉敷アイビースクエア

           
0062:倉敷アイビースクエア メイン(正門ゲート)

0062 - 倉敷アイビースクエア
竣工:1974年
設計:浦辺鎮太郎
住所:岡山県倉敷市本町7-2
賞歴:1974年日本建築学会賞
   
皆様どうも. 親戚の高校生が学年末試験の勉強中ということで、もう冬休みも間近か〜と思う最近であります. さてさて今回は美観地区でも有名な岡山県倉敷市から、倉敷アイビースクエアをご紹介していきましょう. 岡山屈指の観光地としても名高い倉敷の建築はどのようなものでしょうか. それでは早速いってみましょう.

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プロフィール

的野 峻一(MATŌ)

Author:的野 峻一(MATŌ)
『ARCHI'RECORDS(アーキレコーズ)』は関西の建築好きが日本全国にある建築スポットを実際に探訪し、感想を交えながら紹介しています. 詳しい活動内容はエントランスページよりご確認ください.

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【2023.1.22】 「鉄道でまわる 都道府県別建築スポットマップ」の「21.山梨県【中部】」を公開しました.

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活動実績(写真提供・寄稿等)

◆『近代建築2017年5月号』にて写真提供をさせていただきました. 『近代建築』バックナンバー

◆『トラベル.jp たびねす(現:トラベルjp 旅行ガイド)』のライターとして、以下の建築スポットガイド記事を寄稿しました.【2016〜2018年在籍】

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