2016/07/04
直島幼児学園

0127 - 直島幼児学園
竣工:1974年(幼稚園)/ 1983年(保育園)
設計:石井和紘+難波和彦(幼稚園)
石井和紘(保育園)
住所:香川県香川郡直島町笠町1841
皆様どうも. 7月に入ってからよりいっそう暑さが厳しくなり、本格的な夏の訪れを感じさせます. さて今月上半期の建築紹介は、18日よりはじまる『瀬戸内国際芸術祭2016』の夏会期にあわせ、春会期に続いての直線特集第2弾をやっていこうとおもいます. この特集では、春会期に参加したベネッセ主催のガイドツアーで撮影した直島文教地区の建築と、高松・坂出・丸亀にある香川県本土の名建築をご紹介していきます. まずは直島文教地区の建築です.
『直島文教地区』は、当時の直島町長であった三宅親連氏が直島の子供達が、島外に行っても自慢できる学校をという思いから構想され、1970年に完成した「直島小学校」を皮切りに教育施設が続々と建てられていきました. 建築家 石井和紘氏によって設計されたこれらの施設群は、現在の『直島建築』の大元となる建物群として広く知られ、安藤忠雄氏の美術館建築とならぶ名建築スポットです.
文教地区は今でも現役の学校施設のため、普段は内部観覧はおろか敷地内の侵入もできません. しかし今年は芸術祭の開催に併せ、直島町・福武財団主催のもとで『直島建築 + The Naoshima Plan ガイドツアー』(リンクpdf)の開催が発表されました. 参加費わずか500円で普段見ることのできない文教地区の建築を間近で撮影出来るということで、4月末頃の春会期の訪問にあわせて参加してきました. 今回はツアー順にあわせて直島幼児学園から紹介していきます.