岡山市立オリエント美術館 - ARCHI'RECORDS(アーキレコーズ)- 建築紹介・建築探訪録        

岡山市立オリエント美術館

           
0141:岡山市立オリエント美術館 メイン

0141 - 岡山市立オリエント美術館
竣工:1979年
設計:岡田新一
住所:岡山県岡山市北区天神町9-31
賞歴:1988年公共建築賞(文化施設部門)
   1981年BCS賞

皆様どうも. 今回も引き続き『岡山カルチャーゾーン』の文化施設をご紹介していきます. 岡山電気軌道の城下駅を降りて北へ1〜2分ほど歩いた場所にあるその施設の名は岡山市立オリエント美術館. 国内でも唯一の古代オリエント美術を専門的に取り扱う美術館として名高く、その筋において西日本における主要な学術拠点としても機能しています.

設計を手掛けたのは「岡山県立美術館」でもご紹介した岡田新一氏. 完成年としてはこちらの方が、県立美術館よりも8年ほど早く完成しており、公共建築賞やJIA25年賞などの建築賞を受賞した、同氏の代表作の一つです.
0141:岡山市立オリエント美術館 外観①

0141:岡山市立オリエント美術館 外観②

0141:岡山市立オリエント美術館 外観③

それでは外観です. 周辺に雑居ビルなどが建つおよそ40m四方の敷地いっぱいに美術館があるため、美術館の外観を十分に撮影できるポイントは限られており、なおかつ大通り側も数本の大木に覆われているため、掲載できる外観写真は少ないです. 岡田氏といえば採石場の岩肌のような、コンクリートや石貼りの巨大なボリュームが特徴的でしたが、オリエント美術館は外壁の大半がタイル張りの、長方形のボリュームを積み上げたような外観になっています.
0141:岡山市立オリエント美術館 パティオからトップライトをみる

それでは館内へとおもって入口の扉を入ってみると、風除室のような僅かなスペースに受付があり、その奥にあるもう一つの自動扉の先は展示室ということになっていました. つまりこの美術館にはエントランスに該当するスペースが存在せず、館内のほぼすべてのスペースが展示室(当然ながら撮影禁止)になっていました. しかしながら2階フロアのトップライトがある「パティオ」だけは撮影OKということで、この記事ではそこの撮影写真1枚を頼りに内部を説明します.

内部は外観のタイル張りの雰囲気から一変して、空間の隙間から柔らかな光が落ちてくる光の空間になっていました. 壁の殆どは、コンクリートの表面を荒削りしたようなザラザラのもので、砂漠の砂塵をイメージしています. ザラザラの壁面が囲み、隙間から光が照らすこの空間は『洞窟のような美術館』という表現がしっくりきており、古代オリエントの雰囲気としても非常にマッチしています.

短めですが今回はここまで. 個人的には、屋上フロアからどのように採光窓を展開しているのか知りたいところですが、屋上フロアは一般開放していないようでした. 一度あの内部空間を見てからすご〜く気になっているのですが、もう少し高い建物から再撮影もアリかと最近は思っています. ではでは今回はここまで〜


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