2016/11/13





本社屋があるのは、心斎橋エリアから少し東へと離れた中央区島之内. 心斎橋エリアの中央部を東西に走るヨーロッパ通り(周防町通)を、堺筋も超えて東に向かって歩いていくと見えてきます(写真1枚目 やや左上). 写真2枚目以降の正面写真を見ても分かる通り、変形ロボットのようにカクカクしたメタリックな外観がこの建物最大の特徴. 各フロアのミラーガラスは道路側に傾くように配されており、2階部分は丁度道の部分が投影されるように傾いています(写真4枚目).
設計は丹下健三氏の息子であり、現在の『丹下都市建築設計』の社長を務める丹下憲孝(たんげ のりたか)氏と、丹下氏の事務所に約10年ほど勤めた中川巌(なかがわ いわお)氏の共同で完成しました. 建物のモチーフとなっているのは、同社の主力製品であるベビーカーとのこと. でもやっぱりこの今にも動きそうな躍動感は、変形ロボという表現が似合っている感じがします.





写真の前半部分は、建物東側のガレージから横のファサードを撮影したもの. ご覧の通り建物は三角形のパーツを組み合わせたようなパネルの並びになっており、外側には北条家の家紋(三つ鱗紋)のようなデザイン(写真3枚目)も確認できます. よく見るとその部分はバルコニーとして活用させているようです. ただここまでくると、どうやってこの建物の構造が成り立っているのかが非常に気になるところ. 「国立京都国際会館」の斜め柱を想起させそうなデザインでもありますが、ご存知の方がいれば教えてください.
今回の紹介はここまでです. リブガラス越しに1階「マザーシップギャラリー」の様子(写真5枚目)を見てみると、グネグネした照明などが確認できたりと何やら面白そうな空間が広がっている感じがします. 公開されるのであれば是非館内が見てみたいですね. 見るだけでもインパクト大なロボット建築へ、興味が湧いた方はぜひ. ではでは今回はここまで〜
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