

「大阪市立科学館」
(設計:竹中工務店)に隣接して建つ、このオブジェなのか建物なのかわからない美術館を設計したのはこのブログ初となる海外建築家 シーザー・ペリ氏です. アルゼンチン出身の建築家で、プリツカー賞とも並ぶAIA
(アメリカ建築家協会)ゴールドメダルの受賞歴もある建築家です. 日本ではこれ以外にも「あべのハルカス」や「駐日アメリカ合衆国大使館」、海外では「ペトロナスツインタワー」など超高層建築を数多く手掛けているイメージがあります.
銀色に輝くステンレス製のワイヤーフレームで構成されたオブジェのような外観、船の帆船と竹の生命力をモチーフに設計されたといわれています. 建物はこれが全て…というわけではなく、この美術館も展示室は地下に配置されており、1階に見えているのはエントランスゲートの部分のみです. 日本事務所の人の話ではこの1/25模型を作成したらしく、ドアの扉から出せなくなったというエピソードがあるとか…



館内に入ると地下はなんと3層構造、とりわけ地下1階から地下3階までは一直線のながーいエスカレーターで接続されています. エスカレーターゾーンの真上からはフレームの影が落ちた日差しが地下深くの館内に差し込んでいました. エスカレーターで下りながら思ったのですが、3層にも地下へ刮削してしまって地盤は大丈夫なのでしょうか. 南北を河川に挟まれた中之島なのでかなり水位が高いはずなのですが…当時どうやって施工したのか非常に気になります.
日本事務所の方が講演した内容を記したサイトを見つけたので、
こちらも一読しながら訪問すると理解しやすいかもしれません. 今回は短めですがここまでで〜
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